2015年4月11日土曜日

Code for Toyama City 運営イベントで Wikipedia Town的な試みをしてみました!

4/11(土) Code for Toyama Cityの初イベントに向けた検証のため、運営メンバー中心で、イベントのシミュレーションを行いました。今回のシミュレーションでは、以下の2点について、検証を行いました。

  • OpenStreetMap & LocalWikiを利用したイベントの検証
  • Wikipediaを利用した「Wikipedia Town」イベントの検証

このイベントに先立ち、Open GLAM Japan さんが開催された「ウィキペディアタウン・ファシリテーター養成講座」に参加し、勉強をさせて頂きました。この講座を受けた際、感想として「むずい」と述べてしまいました・・・。そのあたりの真意も含め、今回のブログは、Wikipedia Townを中心に書かせて頂きます。

わたしが「むずい」と表現したもの


Wikipedia townを住民イベントとして行おうとしたときに「むずい」と思った要因は・・・

Wikipediaを編集する際の「決め事」を守りきるのが難しそうだった


・・・という点でした。
住民イベントとをやる場合はどうしても「地元をPRしたい」という欲求を持っている人が増えてきます。この方たちに、中立性を伝えないといけませんが、ここが非常に難しいように思えました。

ファシリテータ講座のときは、Wikipediaに精通された方が各グループについておられました。疑問に思えば、すぐに聞くことが出来、非常にスムーズにWikipediaを楽しむことが出来ました。…とは言え、地元でWikipedia編集を始める段階では、全グループ分の「Wikipediaに精通された方」にご参加頂くことは難しいと思われます。

間違えが起きないように・・・

ちょっと考えてみて、二つの約束事を考えてみました。

一つ目は、単純で「新しい記事は書かないでおこう」というもの。新規の記事は書いてしまうと簡単には消せないようだったので、慣れるまではやめとこうと言うこと。
新規記事を書くことをやめなくても、下書きをみんなでフォローすれば、大丈夫ですね。

もう一つは、少し順序を組み替えてみるということで、以下のような順序を考えました。
ファシリテータ講座のとき 今回のイベント
1 インプットセミナー 同左
2 まち歩き 同左
3 資料探し 同左
4 編集 下書き
5 発表 発表
6 - 編集(下書きの反映)

要するにWikipediaの「下書き/sandbox」を使って、そこで発表まで済ませてしまおう。そうすれば、「Wikipediaに精通された方」が一人でも問題となるケースはないだろう。。。という、単にそれだけの流れです。



そして、やってみた

選んだ題材は、富山市内を流れる一級河川「松川」。富山を代表するお花見スポットです。
松川沿いにある富山市立図書館
5名の参加者がそれぞれ、「歴史」、「自然」、「文学」などテーマを決めて、富山市立図書館で資料探しをしました。ちなみに、富山市立図書館は、今年の5月6日をもって閉館となり、8月22日(土)富山市西町の再開発ビルに移転となります。

前回のファシリテータ講座のときは、あまり資料探しに時間を使えなかったのですが、やってみると・・・

なんだこれ、めちゃくちゃ楽しいぞ


図書館で勉強という状況は、高校時代以来の出来事でしたが、あっという間に時間が経ってしまいました。

そして、タイムアップ・・・

今回計画したスケジュールは下書き⇒発表でしたが・・・



残念ながら下書きまでに至らず時間切れ終了となってしまいました(苦笑)
個人的には、「松川」と「富山市立図書館」に追記が出来て良かったのですが、イベントとしては少し時間配分に課題を残してしまいました。。。

なんか、尻切れトンボ的になってしまいますが、本日の結論。

  • Wikipedia楽しいよね

  • 原稿はみんなでチェックすれば大丈夫(←[一応]要検証)

最後に


今の富山市立図書館には、オープンスペースしかなく、会話や発表が出来るスペースがありません。今日、発表に至らなかった原因の一つは、実は「場所が無かった」からだったりします。
新しい図書館が出来たら、生涯学習用の研修室・会議室が出来るはずなので・・・

新しい図書館出来たら、Wikipedia Town Partyやりたいね


・・・と切に思った一日でした。