2015年9月12日土曜日

ウィキペディアタウンが富山で開催されます

平成27年9月20日(日) 富山でウィキペディアタウンというイベントが開催されます。
ウィキペディアタウンとは、町の文化財や観光名所の記事をウィキペディアに掲載し、情報に簡単にアクセス出来るようにすることで、町の活性化につなげようというイベントです。


この富山でのイベント、実は・・・

とってもオトクなイベントなんですよ

・・・というのも













  • 日本語版ウィキペディアの管理者の方と一緒にウィキペディアが楽しめます。

こんな機会、富山ではなかなか無いに違いありません。


しかもこのイベント・・・

スミソニアン博物館アジア太平洋アメリカセンターが行うウィキペディアのイベント「WikiAPA」の一環として行われます。

日本では「富山」だけのようです

スミソニアン博物館WikiAPAのイベントページ


イベントの際には、新しい図書館で司書の方説明を受けながら文献を調べることができます。新しい図書館もじっくりと堪能できます!

















お申し込みは、こちらから出来ます。9/12現在、まだ6人ほど枠が空いてますので、お早めに申し込みくださいね!
ウィキペディアタウンin富山のお申し込み


こちらは、イベントの説明資料になります。

【ウィキペディアタウン in 富山の説明資料】

2015年4月11日土曜日

Code for Toyama City 運営イベントで Wikipedia Town的な試みをしてみました!

4/11(土) Code for Toyama Cityの初イベントに向けた検証のため、運営メンバー中心で、イベントのシミュレーションを行いました。今回のシミュレーションでは、以下の2点について、検証を行いました。

  • OpenStreetMap & LocalWikiを利用したイベントの検証
  • Wikipediaを利用した「Wikipedia Town」イベントの検証

このイベントに先立ち、Open GLAM Japan さんが開催された「ウィキペディアタウン・ファシリテーター養成講座」に参加し、勉強をさせて頂きました。この講座を受けた際、感想として「むずい」と述べてしまいました・・・。そのあたりの真意も含め、今回のブログは、Wikipedia Townを中心に書かせて頂きます。

わたしが「むずい」と表現したもの


Wikipedia townを住民イベントとして行おうとしたときに「むずい」と思った要因は・・・

Wikipediaを編集する際の「決め事」を守りきるのが難しそうだった


・・・という点でした。
住民イベントとをやる場合はどうしても「地元をPRしたい」という欲求を持っている人が増えてきます。この方たちに、中立性を伝えないといけませんが、ここが非常に難しいように思えました。

ファシリテータ講座のときは、Wikipediaに精通された方が各グループについておられました。疑問に思えば、すぐに聞くことが出来、非常にスムーズにWikipediaを楽しむことが出来ました。…とは言え、地元でWikipedia編集を始める段階では、全グループ分の「Wikipediaに精通された方」にご参加頂くことは難しいと思われます。

間違えが起きないように・・・

ちょっと考えてみて、二つの約束事を考えてみました。

一つ目は、単純で「新しい記事は書かないでおこう」というもの。新規の記事は書いてしまうと簡単には消せないようだったので、慣れるまではやめとこうと言うこと。
新規記事を書くことをやめなくても、下書きをみんなでフォローすれば、大丈夫ですね。

もう一つは、少し順序を組み替えてみるということで、以下のような順序を考えました。
ファシリテータ講座のとき 今回のイベント
1 インプットセミナー 同左
2 まち歩き 同左
3 資料探し 同左
4 編集 下書き
5 発表 発表
6 - 編集(下書きの反映)

要するにWikipediaの「下書き/sandbox」を使って、そこで発表まで済ませてしまおう。そうすれば、「Wikipediaに精通された方」が一人でも問題となるケースはないだろう。。。という、単にそれだけの流れです。



そして、やってみた

選んだ題材は、富山市内を流れる一級河川「松川」。富山を代表するお花見スポットです。
松川沿いにある富山市立図書館
5名の参加者がそれぞれ、「歴史」、「自然」、「文学」などテーマを決めて、富山市立図書館で資料探しをしました。ちなみに、富山市立図書館は、今年の5月6日をもって閉館となり、8月22日(土)富山市西町の再開発ビルに移転となります。

前回のファシリテータ講座のときは、あまり資料探しに時間を使えなかったのですが、やってみると・・・

なんだこれ、めちゃくちゃ楽しいぞ


図書館で勉強という状況は、高校時代以来の出来事でしたが、あっという間に時間が経ってしまいました。

そして、タイムアップ・・・

今回計画したスケジュールは下書き⇒発表でしたが・・・



残念ながら下書きまでに至らず時間切れ終了となってしまいました(苦笑)
個人的には、「松川」と「富山市立図書館」に追記が出来て良かったのですが、イベントとしては少し時間配分に課題を残してしまいました。。。

なんか、尻切れトンボ的になってしまいますが、本日の結論。

  • Wikipedia楽しいよね

  • 原稿はみんなでチェックすれば大丈夫(←[一応]要検証)

最後に


今の富山市立図書館には、オープンスペースしかなく、会話や発表が出来るスペースがありません。今日、発表に至らなかった原因の一つは、実は「場所が無かった」からだったりします。
新しい図書館が出来たら、生涯学習用の研修室・会議室が出来るはずなので・・・

新しい図書館出来たら、Wikipedia Town Partyやりたいね


・・・と切に思った一日でした。








2015年2月23日月曜日

International Open Data Day 2015 in 南砺

国際的なオープンデータのお祭り@富山で2か所


2015/2/21(土) International Open Data Dayのイベントが富山県南砺市と高岡市で行われました。私は、Code for Nantoの一員として、イノベーションゲーム®をさせて頂きましたので、そちらをについて、ブログを書きます。

全体のおしながき


  • IODD2015開幕 Code for Americaさんからのビデオメッセージ上映
  • Code for Nantoのインプットセミナー
  • 南砺市役所さんのインプットセミナー
  • \カレー!/
 

 これしか写真はありません(笑)

  • 税金はどこへ行った?
  • イノベーションゲーム®

イノベーションゲーム® 


イノベーションゲームとは

「イノベーションゲーム(英: Innovation Game)は、個人の、また組織・集団の創造的な思考力とコミュニケーション能力を育成するための市場を模したボードゲームである。日本名の「イノベーションゲーム」は東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生教授の登録商標で、英語名はイノベイターズ・マーケット・ゲーム(Innovators Market Game)。(Wikipediaから引用)」

イノベーションゲームは、最近では、経産省やデータ・エクスチェンジ・コンソーシアムでも採用されており、データからイノベーションを産み出す仕組みとして、注目されている手法です。

イノベーションゲームとの出会い

昨年、東京で行われた、データサイエンティスト協会主催の勉強会。講師は、東京大学の大澤先生でした。2時間程度の講習会でした、とても有意義なものでした。

データ駆動イノベーション

データを使ったイノベーションゲームは、IMDJ(Innovators Marketplace on Data Jackets)といい、実データではなく、データジャケットを使って、イノベーションゲームを行います。

今のオープンデータに対する取り組みは・・・

 データをオープンにするから、サービスを考えてください

・・・的なアプローチが多いように思えますが、IMDJで行くとアプローチが

 このデータがあれば、こんなサービスが作れます

・・・という気がしたので、是非、International Open Data Dayでやってみたかったのです。

経験したことがないゲームをやるという冒険

今回は、イノベーションゲームをみたこともない状態でやってしまいました。
この本だけを頼りにやったので、オリジナルのイノベーションゲームと内容に差異があるかもしれません。
そのため、今一つ運営が至らぬ点があったことので、次回までは改善したいです。

ボードゲーム作るのは結構大変だけど面白かった

イノベーションゲームのために作ったものは、以下の通りとなります。
  1. ゲーム盤(Key Graphと呼ばれるものです)
  2. 基礎カード 70種類 (今回は主にデータを中心にしたカード、組合せの元になります)
  3. JOKERカード1種類 (基礎カードのワイルドカード用…実際には使わず)
  4. 南砺名物カード 20種類 (基礎カードの地域特性版…実際には使わず)
  5. 商品カード 1種類(今回のオリジナルカード)
  6. ビフォーアフターカード(今回のオリジナルカード)
  7. ルール表
  8. 進め方のシナリオ
特に、基礎カードの考えて、カードを作るのは割と大変で、一枚10分程かかったのは、意外でした。まあ、カード作りも楽しかったです。



どんなゲームなのか?

説明用に使ったプレゼンテーションがあるのでご覧ください。

やってみた感想

実際に作った商品・サービスは、今カードが手元にないので、後日まとめるとして、ゲームをやってみた感想を少し。以下は、あくまでも、イノベーションゲーム®を今回イベント向けにアレンジしたものに対する感想です。
  • ゲーム序盤はどうしていいか戸惑っている人が多かったです。もう少し時間をかけて、ちゃんとゲームの説明をするべきだった反省しています。
  • データを使った新しいサービスの案を考える!ということは、皆さん出来ていたように思えます。この点は、すごく良かったと思っています。
  • お客さま役の方は、かなり手持無沙汰になってしまったような気がします。ゲーム的には、お客さんが要求をだし、社長さんが解決するというソリューション型ゲームなので、もう少し工夫をするべきでした。
  • お客さん役の人については、「お金」の意味づけが少し薄い気がしました。このあたりは、お金の設定だけなので、何か考えたいと思いました。



イノベーションゲーム®は、東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生教授の登録商標です。