国際的なオープンデータのお祭り@富山で2か所
2015/2/21(土) International Open Data Dayのイベントが富山県南砺市と高岡市で行われました。私は、Code for Nantoの一員として、イノベーションゲーム®をさせて頂きましたので、そちらをについて、ブログを書きます。
全体のおしながき
- IODD2015開幕 Code for Americaさんからのビデオメッセージ上映
- Code for Nantoのインプットセミナー
- 南砺市役所さんのインプットセミナー
- \カレー!/
イノベーションゲームとは
「イノベーションゲーム(英: Innovation Game)は、個人の、また組織・集団の創造的な思考力とコミュニケーション能力を育成するための市場を模したボードゲームである。日本名の「イノベーションゲーム」は東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生教授の登録商標で、英語名はイノベイターズ・マーケット・ゲーム(Innovators Market Game)。(Wikipediaから引用)」
イノベーションゲームは、最近では、経産省やデータ・エクスチェンジ・コンソーシアムでも採用されており、データからイノベーションを産み出す仕組みとして、注目されている手法です。
イノベーションゲームとの出会い
昨年、東京で行われた、データサイエンティスト協会主催の勉強会。講師は、東京大学の大澤先生でした。2時間程度の講習会でした、とても有意義なものでした。
データ駆動イノベーション
データを使ったイノベーションゲームは、IMDJ(Innovators Marketplace on Data Jackets)といい、実データではなく、データジャケットを使って、イノベーションゲームを行います。
今のオープンデータに対する取り組みは・・・
データをオープンにするから、サービスを考えてください
・・・的なアプローチが多いように思えますが、IMDJで行くとアプローチが
・・・という気がしたので、是非、International Open Data Dayでやってみたかったのです。
経験したことがないゲームをやるという冒険
今回は、イノベーションゲームをみたこともない状態でやってしまいました。
この本だけを頼りにやったので、オリジナルのイノベーションゲームと内容に差異があるかもしれません。
そのため、今一つ運営が至らぬ点があったことので、次回までは改善したいです。
ボードゲーム作るのは結構大変だけど面白かった
イノベーションゲームのために作ったものは、以下の通りとなります。
- ゲーム盤(Key Graphと呼ばれるものです)
- 基礎カード 70種類 (今回は主にデータを中心にしたカード、組合せの元になります)
- JOKERカード1種類 (基礎カードのワイルドカード用…実際には使わず)
- 南砺名物カード 20種類 (基礎カードの地域特性版…実際には使わず)
- 商品カード 1種類(今回のオリジナルカード)
- ビフォーアフターカード(今回のオリジナルカード)
- ルール表
- 進め方のシナリオ
特に、基礎カードの考えて、カードを作るのは割と大変で、一枚10分程かかったのは、意外でした。まあ、カード作りも楽しかったです。
どんなゲームなのか?
説明用に使ったプレゼンテーションがあるのでご覧ください。
やってみた感想
実際に作った商品・サービスは、今カードが手元にないので、後日まとめるとして、ゲームをやってみた感想を少し。以下は、あくまでも、イノベーションゲーム®を今回イベント向けにアレンジしたものに対する感想です。
- ゲーム序盤はどうしていいか戸惑っている人が多かったです。もう少し時間をかけて、ちゃんとゲームの説明をするべきだった反省しています。
- データを使った新しいサービスの案を考える!ということは、皆さん出来ていたように思えます。この点は、すごく良かったと思っています。
- お客さま役の方は、かなり手持無沙汰になってしまったような気がします。ゲーム的には、お客さんが要求をだし、社長さんが解決するというソリューション型ゲームなので、もう少し工夫をするべきでした。
- お客さん役の人については、「お金」の意味づけが少し薄い気がしました。このあたりは、お金の設定だけなので、何か考えたいと思いました。
イノベーションゲーム®は、東京大学大学院工学系研究科の大澤幸生教授の登録商標です。